nokett manga archives
なかじまよういち (2013年12月26日 06:09)

ゆるい繋がりの仲間同士が、集まってお絵描きしたり、合作したり、興味あるものを見せ合ったりしておりました。
2000年頃からウェブサイト上にぽつぽつとその成果は発表始めていたのですが、せっかくならみんなでもうちょっと盛り上げてもいいんじゃないかということになり、2004年、メンバーの頭文字を繋げた安直な名前の「nokett.com」を旗揚げしました。いざ入れ物を用意すると、それを満たすのにふさわしい中身を作る気概が薄れてしまうのはよくあることです。
2009年になって、そろそろ新しいことしてみようかという気持ちがどこからともなく湧き上がり、5人の持ち回りマンガ企画が立ち上がって、なんだかんだで3年間続きました。nokett.comは、全面的にたまだ氏の技術と知識に支えられており、movabletypeというCMSを用いて、緻密に構築・運営されることで成り立っていたのです。
おかげですげー楽しかったよ!!

でも、その後はいろいろありつつ、理由はぼんやり不明瞭なんですが、2011年の暮れに、nokett.comはすっぱりと解散し、ドメインは放棄され、まるでなかったことみたいになっちゃいました。

閉鎖から1年近く経って、あのマンガ企画のページをもう一度見たいなあという気持ちが募ったなかじまは、2012年の冬、3年分のメンバーのマンガの掲載ページを、コメントも含めて擬似的に再現することにしました。
(擬似的になっちゃった理由は3つあります。まず、なかじまにはCMSがどうしても使いこなせなかったから。次いで、ネットに繋がなくとも1台のマシンの中のローカル環境だけで、マンガ企画全体を閲覧可能な形で再現したかったから。最後に、このマンガ企画が再開する可能性に備え、データ追加が容易な形を模索したから。すると、なかじまに可能な選択肢は、やや文法的に怪しいHTMLと、CSSだけでウェブサイトを再現するしかなかったわけです。ごめんなさい。)

さてさて。
このマンガ企画ではメンバー全員が、創作物を公にするという感覚に乏しかったり、あるいは敢えて内向きの視点を強調して描くことが面白かった時期でもありました。そのため、内輪ネタ成分が多めで、不特定多数の閲覧者の興味を惹く内容とはとうてい言えません。
だけど、今読み返すと、どのマンガもぼくはすごく面白く感じるのですよ。身内贔屓とか、自画自賛とか思われましょうが、たしかにそれもあるけれど、でもそれだけじゃないよ。
みんなのマンガを古いものから新しいものへ、新しいものから古いものへ、行ったり来たり、何度も読み返してはへらへらと笑って喜んでいるぼくがいるのです。

じっさいのところ、ネット上での再公開に意味があるとが思えませんし、ましてやこのマンガ企画に再開の日が来るのかどうかは、大いに怪しいと思います。
それでも、うん、やっぱり発掘してみて良かったじゃないか。あはははははは。



 
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